効果的な英語プレゼンテーションの秘訣 ~Keys to Giving Effective English Presentations~ - 外国語(英語、諸外国語)の総合コンサルタント 東京外国語センター

2025.09.05

効果的な英語プレゼンテーションの秘訣 ~Keys to Giving Effective English Presentations~

企業の人材育成や社員のスキルアップを支援するために、効果的な英語プレゼンテーションの秘訣をご紹介します。英語と日本語を対にした解説動画を用意いたしました。英語プレゼンテーションを準備するための基本ステップから、全体の構成、ノンバーバル・コミュニケーション、質疑応答のポイントを順序だてて解説いたします。

英語プレゼンテーション

英語プレゼンテーションの秘訣 その1

プレゼンテーション解説動画

プレゼンテーションの準備では、聴衆の年齢や職位、専門分野を考慮し、語彙の難易度を調整することが大切です。目的を明確にし、強調したいポイントを理解したうえで、関連情報を収集・整理し、論理的な構成にまとめます。パワーポイントは要点に絞って編集し、繰り返し練習することで自信を持って発表できるようになります。

英語プレゼンテーションの秘訣 その2

プレゼンテーション解説動画

プレゼンテーションの目的を明確にするには、「知らせる」「依頼する」「指示する」「提案する」「勧める」「報告する」などの動詞から適切なものを選びます。目的がはっきりすると、内容の構成がしやすくなり、聴衆に伝わる効果的なステートメントを作成することができます。

また、プレゼンテーションの成功には、聴衆の分析も不可欠です。聴衆のプロフィール、関心や知識、期待する内容を事前に把握することで、内容を的確に構成できます。キーパーソンの特定も重要です。

英語プレゼンテーションの秘訣 その3

プレゼンテーション解説動画

プレゼンテーションは「序論-本論-結論」の構成が基本です。序論では話す内容(what)と目的(why)を明確にし、聴衆に情報を受け入れる準備をさせます。本論では論理的な順序で情報を展開し、考えや理由、例を交えて説明します。結論では要点をまとめ、最後に提言や感謝を述べ、質問を受ける流れが標準的です。

本論の構成では、重要度や既知・未知の情報の順序、並列構造を意識することが効果的です。さらに、「例えば」「その結果」などのつなぎ言葉を使うことで、話の流れを明確にし、聴衆の理解を助けることができます。

英語プレゼンテーションの秘訣 その4

プレゼンテーション解説動画

プレゼンテーションの成功には、言葉だけでなくノンバーバル・コミュニケーションが重要です。PEELS(姿勢・アイコンタクト・表情・声の大きさ・滑らかさ)は、聴衆に自信や説得力を伝え、注意を引きつけるための基本要素です。声の強弱や滑らかな話し方は、内容の理解を助け、聴衆の集中力を維持します。

さらに、ジェスチャーを活用することで、話の重要な部分を強調し、プレゼンテーションをより分かりやすく、魅力的にすることができます。ジェスチャーを場面に応じて使い分けることで、伝達力が一層高まります。練習を通じてこれらの技術を身につけることが効果的です。

英語プレゼンテーションの秘訣 その5

プレゼンテーション解説動画

質疑応答セッションは、準備次第でプレゼンテーションの効果を高めるチャンスになります。聴衆が尋ねそうな質問を予測し、回答を用意しておくことが重要です。時間内に収めること、礼儀正しい表現を使うこと、質問が長引かないようにすることがポイントです。質問には「良い質問」「難しい質問」「不要な質問」「主題から外れた質問」の4種類があり、それぞれに適した対応が求められます。攻撃的な質問にも冷静かつ丁寧に対応しましょう。

おわりに

効果的なプレゼンテーションのスキルを身につけることで、グローバルな場でも自信を持って意見を伝えられるようになります。プレゼンテーションは単なる発表ではなく、相手との信頼を築くコミュニケーションの手段です。今後のキャリアや人間関係においても、きっと大きな力になるでしょう。

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