階級別グローバル人材育成研修

グローバルビジネスを成功裏に収めるためには、外国語による業務遂行能力に加え、様々なグロ-バル・ビジネスコミュニケーション能力が求められます。東京外国語センターでは、日本人ビジネスパーソンが世界の舞台で活躍するために必要なグロ-バル・ビジネスコミュニケーションスキルを新入社員から経営幹部まで階層別に提供しています。

COURES

コース一覧

グローバル・ビジネスマナー(企業内セミナー/公開セミナー)

ねらい

日本で社会人として仕事をしていく上で必要となる日本式ビジネスマナーを学び、それを応用してグローバルに通用するマナーを身に付けます。さらに、そのグローバルマナーを実際の英語のコミュニケーションで活かしていく方法を習得します。

特徴

  1. 理論やルールだけではなく、内定者、新入社員が即活用できる実践的な内容を、演習などを行いながら進めます。
  2. ビジネスマナーやおもてなし英語の指導経験豊富な実務家が直接指導します。

対象

  • グローバルな環境で働き始める入社内定者、新入社員
  • 今後グローバルに活躍することが期待される若手社員

形態

  • 企業内セミナー:2日間(基本9:00-17:00)
    受講定員30名
    ※オンライン形式をご希望の場合はご相談ください。
  • 公開セミナー:オンライン形式で1日7時間(基本9:00-17:00)
    受講定員20名

―内容例

1日目:日本式・ビジネスマナー

  1. ビジネスマナーとは
  2. 日本式ビジネスマナーの基本5原則
    • 身だしなみ(基準・自己チェック)
    • 表情(笑顔のポイント)
    • 挨拶(挨拶とは・挨拶のフレーズ)
    • 立ち振る舞い
      (立ち方・お辞儀・指し示し等)
    • 言葉遣い
      (話し方・敬語・思いやりのルール)
  3. 日本式ビジネスマナー応用編
    • 電話応対(基本知識・ロールプレイ)
    • ビジネスメール
      (基本知識・ケーススタディ)
    • オンラインビジネスマナー
    • 来客応対(基本の流れ・席次・名刺交換)
    • 仕事の進め方(報連相・仕事の手順)
  4. まとめ

2日目:グローバル・ビジネスマナー

  1. グローバルビジネスマナーとは
  2. 日本式ビジネスマナーを応用する
    • グローバルに通用する基本5原則へ
    • 異文化理解のアンテナをたてる
  3. グローバルコミュニケーション
    • 非言語情報を効果的に使った「話し方」
      (表情・声のトーンとスピード・ジェスチャー・イントネーションとアクセント)
  4. ビジネス英語の基本表現
    • 日本語と英語の表現の違い
    • 言葉につまってしまったとき
    • スモールトーク
  5. 状況別ビジネス英語
    • 相手の要望を知る(質問する・感想を聞く)
    • 電話応対の基本・英文メールの基本
    • 来客応対(挨拶・自己紹介・お見送り)
    • 商談(アポイントをとる・セールストーク)
    • 交渉(要望を伝える・提案・合意)

グローバル・マインドセット&
アサーティブ・コミュニケーション (企業内セミナー/公開セミナー)

ねらい

新入社員・若手社員や海外赴任が予定されている方など、これからグローバルな環境で仕事をする際に必要となるマインドセット(心構え)、多文化的背景で成功する原動力=アサーティブ・コミュニケーションについて理解し、その実践力を養います。

特徴

  1. 演習を取り入れながら、グローバルなビジネス場面で成功するアサーティブコミュニケーターのための7つのスキルを順序だてて学んでいきます。
  2. 実際にグローバル企業で20年以上コミュニケーションマネジメントに取り組んできた実務家が直接指導します。

対象

  • グローバルに活躍することが期待される新入社員・若手社員
  • 外国人と仕事をする機会のある方、海外業務に従事される予定のある方
  • 海外赴任の予定のある方、グローバル人材のマネジメント担当する人事の方

形態

  • 企業内セミナー/公開セミナー:1日7時間(基本9:00-17:00)
    受講定員20名
    ※オンライン形式をご希望の場合はご相談ください。

―内容例

セミナー内容

  1. グローバル・マインドセット:グローバルで活躍するビジネスパーソンに必須のOS
    • 様々な文化的背景を持つ人々と一緒に仕事をする際に必要となる心構え
    • 日本人が陥りやすい落とし穴
  2. アサーティブ・コミュニケーションの理解:アサーティブな対人コミュニケーション力
    • アサーティブであることの本質
      ・キーワードは自他尊重
      ・対人関係のマインドセットと行動
    • アサーティブが重要な理由
      ・成果が出るチームと成果が出ないチームの違い
      ・成果を出せるコミュニケーション
  3. アサーティブ・コミュニケーションの実践:アサーティブになるための方法とは
    • アサーティブになれない障壁の理解
    • 3+1のコミュニケーション・タイプ ※自己診断
    • アサーティブコミュニケーターのための「5つのバーバルスキル」
      ※体系的に学ぶ実践英語表現
    • アサーティブコミュニケーターのための「2つのノンバーバルスキル」
      ※言葉以上に大切な非言語スキル

異文化間コミュニケーション(企業内セミナー/公開セミナー)

ねらい

『異文化理解と国際コミュニケーション』というテーマの下、ケース・スタディと演習を通して、グローバル・ビジネスにおける「ことばの問題」と「文化の問題」という2つのハードルを認識し、それを飛び越える方法を体得します。

特徴

  1. グローバル・ビジネスにおいて遭遇する文化に起因する誤解や対立を避けるための手段を体系的に学習します。
  2. 指導経験豊富な日本人講師と外国人講師がペアで担当しますので、文化やコミュニケーションに起因する諸問題の理解が一層深まります。

対象

  • グローバル・ビジネスに携わることが予定されている方
  • 異文化間コミュニケーションに関心が高く理解を深めたい方
  • 文化に起因する対立の解決方法を理論から学びたい方

形態

  • 企業内セミナー/公開セミナー:1日6時間(基本10:00-17:00)受講定員30名
    *オンライン形式をご希望の場合はご相談ください。

―内容例

異文化間コミュニケーション セミナー内容

  1. Introductions
    • 今、なぜ異文化理解が必要か
    • 異文化間トラブルの事例
    • 企業のグローバル化
  2. What is Culture
    • そもそも文化とは? 異文化とは?
    • 見える文化と見えない文化
    • 行動様式(認識)を決める要素
  3. Cultural Orientations(文化的要素)
    • 文化の10の要素と志向(価値観)
    • 事例にみる価値観と行動様式
  4. Cultural Orientations in Business
    • 8つのマネジメント領域
      (E. Meyer)
    • コミュニケーションの地域性
    • アングロサクソンvsラテンvsアジア
  1. Business Manners
    • Greetings:社会的距離の事例
    • 握手の意味と世界標準
    • 名刺交換に含まれる重大要素
    • Entertaining:ビジネスを有利にするおもてなし
    • 迷ったときの対処法
    • Religion:世界人口に占める主な宗教の割合
    • サラート(礼拝)とラマダン(断食月)
  2. Cross-Cultural Communication
    • コミュニケーションスタイルの違い
    • ことばの使用度(文脈依存度)
    • 話の展開(直線的vs体系的)
    • ことばのやり取り(英語圏Vs日本人同士)
  3. Global Office/Business Communication
    • これからの異文化間ビジネスではどうする?

ダイバーシティ・チームビルディング(企業内セミナー/公開セミナー)

ねらい

不確実性の高いグローバルなビジネス環境で、多様なメンバー同士が効果的に関わり合い、一体感あるパフォーマンスの高いチームへと変革していくための実践力を習得します。

特徴

  1. 臨場感ある具体例と多くの演習を通して「使える力」を実感できます。
  2. グローバル企業で、長年にわたり「成果の出るチーム作り」をリードしてきたプロが、企画からファシリテーションまでを担当します。

対象

  • 現在、チームが思うように機能していないなど、チーム力の課題に取り組んでいる方々
  • 多様性を認め合い、共に活躍・成長できる環境作りに取り組むチームメンバー
  • ※多国籍出身者で構成されるチームにもお勧めです。

形態

企業内セミナー/公開セミナー:1日6時間(基本10:00-17:00)受講定員12名
*オンライン形式をご希望の場合はご相談ください。

―内容例

セミナー内容

なぜチーム作りが重要なのか

  • チームビルディングの本質: そもそも「チーム」とは
  • チームを動かす主体の変化: マネジメントから「チームワーク」の時代へ
  • チームワークのカギ: 不確実性の高いビジネス環境で必要なこと

パフォーマンスの高いチームとは

  • 変化の激しい正解のないビジネス環境で求められること
  • 成果の出るチームと、平凡な結果に終わるチームの違い
  • チームが成長するステップ

自分と仲間についての理解

  • バリュー演習: 仕事で自分が大切にしていること
  • 行動スタイル演習: 自分の行動プロセスをプロファイルする

チームで問題解決実践

  • チーム演習と、実践に生かす学びの振り返り

共通の目的に貢献するアクション

  • チームの存在意義
  • 現場での実践に向けて、始めること、やめること、続けることの宣言

グローバル・リーダーシップ養成(企業内セミナー/公開セミナー)

ねらい

グローバルチームで求められるリーダーシップについて学び、多様化した環境で効果的な影響力を発揮するために必要な3つの力を習得します。具体的には、

  1. 共通目的に向かって貢献したいという思いを引き出すための力
  2. よきコーチとして成果達成と成長を支援するための力
  3. 最後までやり抜く意欲を持ち続けるチームを作るための力

特徴

  1. グローバル企業で、長年にわたり「グローバル・リーダーシップ開発」を企画とファシリテーションを専門に行ってきた講師が担当します。
  2. 臨場感ある具体例と演習を通して「使える力」を実感いただきます。

対象

国内外問わずグローバルな環境で働く方(上司、同僚、部下が外国人、または、今後そうなることが予想される方)

  • グローバルチームと関わる中堅社員、管理者、経営幹部候補の方々に最適です。
  • すぐにグローバル対応が必要な海外赴任前の方にもおすすめです。

形態

企業内セミナー:2日間(基本は両日とも10:00-17:00)
オンライン形式または対面式、受講定員6名
公開セミナー:1日、6時間、オンライン形式、受講定員6名

―内容例

トピック セミナー内容
Day1
&
Day2

グローバルリーダーシップとは 今の時代に求められる力
-成功するリーダーと失敗するリーダー

エンパワメント・リーダーシップについての理解

グローバル・リーダーに求められる3つの力

  1. 行先(ベクトル)  目的志向で心をつかむ
    • 共通目的に向かって貢献したいという思いを引き出す
    • 習得するマインドセットとスキル → リーダーの声(Leader’s Voice)
  2. 道程(パス) 行き方を見出す助けをする
    • よきコーチとして成果達成と成長を支援する
    • 習得するマインドセットとスキル → コーチング(Coaching)
  3. 実行(アクション) 希望を維持させる
    • 最後までやり抜く意欲を持ち続けるチームを作る
    • 習得するマインドセットとスキル → 励まし力(Encouragement)

まとめ

学びの振り返り 現場での実践に向けてのアクション

グローバル・マネジメント戦略(企業内セミナー/公開セミナー)

ねらい

多文化組織におけるマネジメント能力を期待されるコア人材を対象に、グローバル・ビジネスリーダーとしてどのような知識とマネジメントスキルが必要なのかを認識していただきます。

特徴

  1. 最も多文化や多様性の影響を受けやすい人的資源管理についても解説します。
  2. 実務経験豊富な大学教授や実務家が直接指導します。

対象

※企業のグローバル化推進に携わる幹部候補者
※海外業務に従事する方および予定のある方

形態

企業内セミナー/公開セミナー:1日6時間(基本10:00-17:00)オンライン形式または対面式受講定員12名

―内容例

トピック 内 容
グローバル・ビジネスリーダーに求められる
「グローバル・マインドセット」
  • グローバル・マインドセットの滋養
  • 「グローバル統合」と「現地適応」
  • グローバル・ビジネスの適応能力としての

  • 「グローバル・マインドセット」
企業の海外進出の形態
  • 間接輸出から地域・グローバル統合まで
機能別(ファンクショナル)国際戦略
  • グローバル研究開発戦略
  • グローバル生産戦略
  • グローバル・マーケティング戦略
グローバル経営組織
  • グローバル統合とローカル適応
  • 多国籍企業におけるコーポレートセンターの役割
  • リージョナル・マネジメントにおける地域本社
グローバル人的資源管理
  • グローバル人的資源管理の視点とアプローチ
  • 海外駐在員マネジメント政策への展望
  • 制度的統合における人事制度の提示